20代転職体験談

営業と編集の二役で働く20代女性が生活崩壊で転職した体験談「将来のビジョンを叶えてくれる会社」に出会うための準備が大切!

はじめての転職で心がけた6つのルール

・情報収集を徹底して行う
・応募は数よりも質を重視する
・自分の譲れない条件を明確にして軸をぶらさない
・転職サイトは1つに絞らない
・採用時に社員を大切にしてくれるかを見抜く

20代国立大卒女性が運輸業の営業・編集担当で家に帰れず転職

私が新卒で勤めた企業は地元では有名な公共交通機関。学生時代から憧れだった編集者として、そして営業という役割も任され、自信に満ち溢れていました。
しかし、先輩も上司も徐々にいなくなり、入社4年目でまさかの責任者に。移動中の電車では編集作業、日中は営業、夜は事務所に戻って資料作成。人で不足でイベント担当、システム担当とやることが増え、メインの編集のお仕事の時間と睡眠時間が削られてかなりきつい状況に。最初は辞めたいと思うことも、ブラック企業とも思っていませんでしたが、年数が経つうちに辞めたい気持ちが強くなり、「転職」の二文字が頭に浮かびました。

 

最低賃金の年収250万円から年収380万円の編集職へ転職

転職前の企業は、社員数400名程度とそれなりの規模がありましたが、年収は250万円前後の低賃金できつい生活でした。最低賃金の月給に、2年に1回あるかないかの決算賞与。どんなに努力しても、年功序列が当たり前の世界で、毎年2,000円昇給すればまだマシという状況。
月100時間にも及ぶ残業の8割は、出張や営業活動中の移動中の乗り物や、出張先のホテルでの仕事。深夜に「今日中に頼む」と言われた仕事をこなしても、夜間にメールを送った証拠があっても、「本当に仕事をしているか分からない」ということで、残業代はほぼゼロという明らかなブラック企業。

そこから一転、地元を離れて上京し、経験のある編集者として、大手企業向けの冊子・マニュアル本を扱う会社へ転職。給料は年収380万円と大幅アップ。ほとんど残業なしにも関わらず、基本給に元々数十時間分の残業代が含まれる年俸制という好条件で働けることになりました。

 

「女性はどうせ辞めるし昇進は30歳まで待ってね」の一言

出張で全国あちこちを飛び回り、日中お客様先にいるためできない仕事は早朝と深夜に対応で毎日がつらくきつい状況。睡眠時間は移動中に電波がつながらなくなったときと、日が昇って明るくなって帰宅してから出社時間までの間。そんなにきつい環境でも、「期待されている」「今がきつい大変な時期」と想い、不満ひとつ漏らさず、「会社のため」という使命と責任をもって、投げ出すことは一度もありませんでした。というよりも、辞めたいなんて言える環境ではなかったのかもしれません。

「君には期待している」「若手のエース」なんて役員陣からもうわさされ、そろそろ昇給・昇進してもいいのではと、年1回の人事面談にはワクワクして臨みました。しかし、そこで衝撃の一言が。「君も今は頑張っているけど、結婚するでしょ?女性はどうせ辞めるし昇進は30歳まで待ってね」と、あろうことか人事の最高責任者から言われたのです。
確かにいずれは自分も結婚したり、出産するのかななんて思っていましたが、こんなに会社のことを思って働き続けているのに……。まさか採用活動にも関わる人が、堂々と女性差別をするなんてと衝撃を受けました。ブラック企業の代表のような言葉に対して不信感が募りました。
ゆくゆくは同期の男性たちばかりが昇進して、上司と部下の関係になるんだ……。そんな将来を思い浮かべると、何のために努力すればいいのかわからなくなり、辞めてしまおうと思いました。

 

20代で地方から上京するなら「エン転職」と「リクナビNEXT」の掛け持ちを

引き継ぎのことを考えてかなり早くに会社に辞める意思を伝え、時間は十分にあるものの、はじめての転職ということもあり、何からはじめたらいいか全くわかりませんでした。私が大学生のときは「就職氷河期」なんて言われ、50社、100社とエントリーする人が多かったということもあり、とりあえずたくさん履歴書を送らなければと、ろくに下調べもせずに「編集」「出版」とつくところを見つけたら全て応募していました。

しかし、結果は全滅。その企業のことを何も知らずに、志望理由もどこでも通用するような適当なことばかり書いて、書類選考で大半が落とされてしまいました。書類が通った数社も、「では来週面接を」と提示されても、地方にいたのでそんな急なスケジュールはきついし、ブラック企業なので有休もとれず、せっかくのチャンスを辞退という形でつぶしてしまいました。転職活動すら辞めたいと思っていました。

そんなとき、最近友達が転職をしたことをSNSで知り、連絡を取ってみました。採用サイトは何も新卒や第二新卒だけが対象ではない、転職エージェントといって親身に相談を受けてくれるということを知りました。その友達におすすめされて、まずは「エン転職」に登録。私と同年代の20代の利用者も多く、なによりも「転職体験記」がたくさん公開されていたことで、自分と近い状況だった人がどのように転職を成功させたのか情報収集ができるようになりました。

また、「リクナビNEXT」は求人広告の数が多いということも聞き登録しました。一方にしか載っていない情報もあれば、違った視点での口コミを見ることができたので、企業のことをより詳しく知るには転職サイトは複数登録してもいいんだなと思いました。

地方にいるということもあって、直接転職エージェントの方とお会いして相談することはできませんでしたが、電話での相談を快く引き受けていただき、具体的な選考にあたっての注意点から、漠然とした不安まで、丁寧に対応してもらえたことで、安心できました。

 

引き継ぎ期間は情報収集!有休消化の1ヶ月で即内定

転職サイトに登録するまでに受けて全滅したときは、単純に「編集」という仕事であればどこでもいいという気持ちでした。しかし、いろいろな口コミや相談者の言葉によって、自分らしくいられる会社を探すことが大切だと分かりました。もし最初にすぐどこかで内定が出ていたら、また辞めたいと思うような、きついブラック企業で働いてたかもしれませんでした。

実際に転職するまでの流れとしては、まずは地方にいて残業や出張で身動きが取れなかったこともあり、引き継ぎ期間は情報収集を徹底的に行いました。その期間で採用期限が過ぎてチャンスを逃していたかもしれませんが、明確にこれがやりたいというものがなかったので、まずは今後の将来を見据えて、譲れない条件を洗い出すことにしました。
正直まだ結婚や出産は考えていなかったのですが、編集者としてキャリアを積んでバリバリ働きたいというのが一番の希望でした。だからといって、成果主義で女性管理職が多数いる企業を選んでしまっては、もし結婚や出産が迫ったときに、戻る場所がなくなっているかもしれないと思い、仕事と生活のバランスを保ちながら、着実に実力をつけていけるような環境を求めて、「研修制度」と「福利厚生」が充実している会社に絞りました。

そして有給休暇に入り、ついに応募へ。志望動機には、「編集という仕事への熱意」と「ライフステージがたとえ変わっても戻って働きたい」ということを書きました。厳選した2社にまず応募したところ、数日以内に2社とも面接のご案内がありました。最初はあれだけ苦戦した書類選考ですが、自分の軸をしっかり持てばこうもすんなり通るのだと驚きました。
面接では、「入りたい」という気持ちよりも、「自分に合っている会社か確かめる」という意味もあって、仕事の内容から福利厚生、社員の特徴までたくさん質問をしました。辞めたいと思った理由も改めて思い出し、二度と繰り返さない安心できる会社かとにかく確かめました。

面接を終えると、2社ともすぐに連絡がありました。どちらも条件としては希望に沿っていたのですが、最終的には、内定後に対面で丁寧に入社にあたっての希望確認の場を設けてくれた会社に決めました。その会社は顔合わせと入社初日の不安感を減らすということまで考えて、入社前に全社の会議とその後のランチに参加させてくれました。最初から最後まで、「人」を大切にしていることがひしひしと伝わってきました。

 

生産性向上で基本は定時退社!ワークライフバランスが充実しています

現在の会社の所属している部署は、中途採用の経験者ぞろいということもあって、みんな仕事がはやい!しかし、聞くところによると、みんなが最初からそうだったのではなく、いろいろな場所で経験を積んだ人たちが集まっているからこそ、誰かに相談すればすぐ解決ができたり、アイディアがわいてきたりと、チームワークを大切にしているうちに生産性が向上したということでした。

きつい時期はブラック企業でなくても多少の残業は当たり前と思っていましたが、人との関係を大切にしていることで、生産性だけではなく、役割分担とフォロー体制もしっかりしていて、基本的に提示で退社することができています。空いた時間もより充実させるために、近場のイベント情報を社内で告知してくれる人や、スキルアップのセミナーに誘ってくれる人もいて、「仕事(ワーク)」だけではなく「ライフ(生活)」をともに充実させることができています。辞めたいとか、ブラック企業だとか思うことは一度もありません。

 

【まとめ】これから転職を考えるあなたへ

はじめての転職の人もいれば、何社も経験がある人もいるかもしれません。どちらが正しいというのではなく、辞めたいくらいきつい気持ちになるようなブラック企業で二度と働かないために「自分らしく明るく楽しく過ごすことができる」会社選びが大切だと実感しています。
焦ったときは、一度冷静になり、譲れない条件を明確にしたうえで将来のビジョンを叶えてくれるような会社に出会える準備をしてもらえればと思います。

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