20代転職体験談

お客様相談室はまるで洗脳…目を覚まして転職を成功させた体験談

前向きに転職するための5つのルール

・友人のアドバイスは聞かないようにする
・転職サイトで仕事を探しつつ気になった業種の業界事情を調べる
・自分を追い詰めすぎず、焦らない
・子供の頃から今も変わらず好きな事と嫌いな事をそれぞれ箇条書きにする
・履歴書を書けるときにたくさん書いておく

貴重なご意見をぶっ続けで3時間!さすがに限界を感じ始めた…

こんにちは。現在とあるコールセンターに勤める28歳のOLです。高校を卒業してすぐ働きたくて、自分の憧れだった通信会社のお客様相談室へ就職しました。電話窓口で、毎日ひっきりなしに鳴るお電話のなかでもクレーム対応ばかりをしていましたが、憧れとは程遠い地獄のようなブラック企業できつい日々を過ごしました。飲まず食わず、トイレに行かずで電話にて話し続けた最長は3時間!
そんな私が「辞めたい!」と決心し、転職へと突き進んだエピソードをご紹介します。

年収300万ブラック企業から年収450万ホワイト状態へ

私が勤務したその会社は、業界でも大手の方でした。表向きは高給で評判も良く、高卒で就職できたこと自体がまるで奇跡でした。まさかそんなところを「ブラック企業」だと口に出すことになるなんて思ってもみませんでした。
就職してまず、マナーや敬語、基本的な電話の応対などの研修が1ヶ月間通して行われました。
その研修の間に繰り返し聞かされたのは「この仕事は、正直『きつい』『辞めたい』と思う事が多く厳しいお言葉を頂くことばかりですが、それでもその方は会社に期待をこめて、わざわざ時間を割いて貴重なご意見を言ってくれているのです」という言葉でした。まるで何かの教本のように、何度も繰り返されるうちに、きっと自分はこれから素晴らしい事を任されるのだという気持ちにさせられていきました。
最初にブラック企業の片鱗を感じたのは、入って1週間の研修期間中です。その最初の1週間の研修で受けた内容を元に自分の意気込みを感想文(およそ原稿用紙3枚分)くらいにまとめる命令が出ました。
少し不思議に思いながらも、きっとこれも今後のためだだと思いペンをとって書き始めますが、その仕事の経験も無いうちに書ける内容なんてそうたくさんありません。しかも書き終えるまで帰る事が許されず、気付けば定時の18時を過ぎて時刻は21時をまわっていました。
しかも後日わかりましたが、その時は残業として計上されていなかったのです。「あなたのためになったのだから」という謎のお説教とともに、うやむやにされた貴重な残業代…。それでも私は憧れていた「ヘッドセットをつけ、画面ににこやかにほほ笑む」姿を思い浮かべて頑張りました。

研修も終わり毎日電話機に向かう日々が始まりましたが、そこからは定時で帰った覚えがありません。電話をとるだけではなくその結果を資料にまとめたり、1日では解決しない重いクレームは何日も跨いで対応することになります。毎日終わることのない罵声と、無くなることのない資料を抱え、日付が変わって帰宅することも多くありました。辞めたい、と思いながらも忙しい日々に飲まれて転職の事すら考える暇がありませんでした。
久しぶりに早く帰れたと思っても、もちろん定時を2~3時間すぎた午後21時近く。長時間労働が当たり前の毎日、だんだん麻痺していく自分がいました。
それでも給与は低賃金。残業代込みでも年収は300万程でした。
そんな私が転職を決意し活動を始めてからは、ブラック企業時代を思えば楽しいと思えることばかりでした。自分の経験を活かすには同じコールセンター業界での転職となりましたが、現在の職場は年収も450万となり、福利厚生もしっかりしています。不必要に残業することもありません。
対応する相手は決まった取引先だけですから、以前のような試行錯誤する「やりがい」は薄くなってしまった気もします。でも、その取引先ともっと仲を深めるとか、さらに取引が増えるよう日々の言葉遣いや仕草に気を配ることも大事だと気が付いた今では、やりがいはその時その場所でいくらでも見つけられるものだと実感しています。
自分が納得いく転職先を見つけられて、今はとっても幸せです。

ふと思い出したのは小学生のころに描いていた夢

実際、転職に至るまでにはそのブラック企業で4年働き続けていました。寝ても覚めても考えるのはお客様の事…。低賃金で残業ばかりでしたが、「お客様と対応することで自分はお給料をもらえているのだ」と言い聞かせて我慢していました。
上司へ相談しても「お客様のありがたい意見を…」と研修時代に聞いた言葉そのままのお説教。まるで洗脳です。自分の対応が少しでも上司の思っている対応と違うと、大きな声で怒鳴られることもたくさんありました。今なら「パワハラだ!」と面と向かって戦える程に気力もありますが、当時は疲弊し、お客様からも上司からも罵声を浴び続けていたので自分が悪いのだと思い込んでいました。
だんだんと、仕事だけでなく朝起きることもきついと感じるようになっていきました。食事をとるのもなんだかきつい、誰かと顔を合わせるのですらきつい…「きつい」がどんどん積み重なっていき、いつしか「辞めたい」と思うようになりました。
それでもまわりは「お前が無能だからだ」「もっと勉強しろ」と詰め寄ってきます。辞めたいのに、辞められない日々が続きました。パワハラに加えてモラハラを受け続け、人知れず涙が突然あふれてくる日もありました。
そんな中どうやってブラック企業からの洗脳を断ち切ったのか。
それは、ある日の事。昔の自分の荷物から、小学校の卒業時にみんなで作った文集が出てきたことがありました。懐かしさに胸を温かくしながら開くとそこには、下手な字で「夢:お花屋さん」という文字と、それもまた下手くそなチューリップを持った自分の絵が書いてありました。

その瞬間、「一体自分は何をやってるんだろう」と目が覚めました。きっと小学生の自分が、今の自分を見たら絶望してしまう…大人になんてなりたくないと泣いてしまう…。
辞めたいと願っていた私を後押ししてくれるようにたまたま出てきた文集に綴られていた当時の私の願い。
そんな思いが、私を転職するべく「ブラック企業を思い切って辞める」という結論へと導いてくれました。

転職活動に利用したかった転職サイト

今では転職サイトも充実してきており、「マイナビ転職」の適職診断など、自分にあった職業を探すための指標として診断ができるものも増えてきています。私自身は、転職活動を行った際こういったサイトを利用するという方法を知らなかったため、もっぱら求人誌やハローワークを利用しましたが、担当窓口の方が親身な方と事務的な方で当たり外れがあり、なかなかうまく進まない時期もありました。もし、サイトの存在を知っていたなら活用していたと思います。
自分にあった職業を診断し、マッチングも行ってくれるサイトもあります。転職までの期間が私は半年かかりましたが、こういったサイトを利用すればもっと短期間で就職できたのかもしれません。

勢いで退職!そこから半年間じっくり自分と向き合った

転職活動中は突然不安になる事もありました。会社を辞めてから仕事を探したので、このまま職に就けなかったら生活はどうしたらいいのかと漠然と悩む時間もありました。
まず求人を選ぶ際に避けたのは、「やりがい」や「アットホーム」という言葉を使って仕事内容はうやむやにしている求人情報です。ブラック企業でよく言われるのが「やりがい」です。これを盾にして低賃金、サービス残業ばかりさせて労働者を追い詰めます。
次に、収入と福利厚生でした。いくらホワイト企業だとしても生活ができなくては意味がありません。しかも入ってみたら実は昇給制度があって最初は低い賃金からスタート、なんてこともあります。また、福利厚生面がしっかりしている会社は、社員を大事にしている会社が多いと聞きます。
自分が生活していくのに必要となる最低額プラスアルファの年収と、福利厚生が充実していることを基準に探しました。やりたい職種は二の次で。
期間は半年と長く時間をかけてしまいましたが、2度とブラック企業に勤めたくないという強い思いが私を突き動かしてくれました。「きついのに低賃金」という経験をしたからこそ気をつけることができたと思います。
仕事内容ややりたいことばかりを優先しても、必ず仕事で幸せになれるとは限りません。まずは自分の生活が成り立つ仕事、そこからキャリアアップややりがいを見つけた方が良いと思います。

自分らしい働き方!スキルアップもここから

高卒ですぐに就職をして、自分でも気付かないうちに「自分を高卒でも雇ってくれた」と負い目を感じていたのか、辞めたいと思っていたことも、きついと感じていた事も当時は誰にも話せませんでした。信じていたはずの上司も、結局はブラック企業の手先。余計に辞めたいと感じさせる暴言を吐かれ、人間の尊厳を失ってしまう寸前まで追い詰められていました。
きっとあのままでは、毎日忙しく過ごせてもきっと自分らしい人生なんて送れなかったと思います。
転職するときには実は、「新しい職場でも同じだったらどうしよう」という思いが浮かんだ事もあります。それだったら、仕事を覚えて何でもこなせる今の職場でやり過ごしていればいつか楽になれる日がくるのではないか…と。
でもそんな日はきません。ブラック企業は、まじめに働く人の思いを利用するだけで、何も与えてはくれないのです。残業代すら与えてくれない会社も多いのですからね。

まとめ

きっと私のように今も、画面の目の前で悩みつつ、現状を維持した方が楽ではないかと葛藤している人が多いと思います。でも、一歩踏みきって外に飛び出してみて下さい。
自分が生き生きとしていられる会社は、きっとあります。まずは、「転職」とネット検索することから始めてみませんか。

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