東京都内にある4年生大学を卒業した男性です。現在、28歳になり人生で3社目の企業で勤務をしています。大学卒業当初は家電量販店に務めていましたが、平日休みで連休が取れない生活から疲れが体から抜けきらず体も心も次第にストレスで磨り減ったことで転職をしました。次に入社した会社がブラックな業界としても有名な保険代理店で営業職として働き、人と接することや信頼関係を気づいていく努力が好きで入った業界でしたが、ノルマの重さと上司によるパワハラが重なり我慢の限界を超え転職した体験談です。
1、保険代理店での低賃金の生活
保険代理店と聞くとノルマは厳しいけど給与はその分もらえると思われがちですがそれはホワイト企業だけに限ります。ブラックな保険代理店は多数あり、成績が悪ければ残業代すら実際の残業時間に対して半分以下の賃金しか支払われません。つまり、結果が全てという業界でした。
東京都内に住んでいるため、家賃が高く低賃金で仕事をしていた当初は毎月の給与でやりくりするだけでも必死な毎日で同期の入社と相談してもお互い賃金の話やパワハラによるプレッシャー、女性写真によるモラハラや長時間労働などブラック企業特有の愚痴を話すことが多くありました。
とにかく勤務すればするほど会社に行くのが嫌になる勤務先でしたが、唯一の救いとなったのは、同期の存在でした。悩みを相談でき、辛いと思うことが共有できる素敵な同期と出会えたことが仕事を継続できる光のようなものでした。
2、退職を決意した同期の退職とパワハラの実態
嫌な仕事と思いながらも日々の生活があった私は仕事を辞めることができない環境でした。一度仕事をやめてしまうと次の職場に決まるのがいつになるか不明確であり、次の企業が本当にいまよりも良い企業であるのかさえわからず「次もブラック企業だったどうしよう」などブラック企業での体験談が心に残ってしまい転職の1歩を踏み出せずにいました。
そんな私が転職を決意した要因が2つありました。1つは同期の退職でした。同じ支店でしたが異なる部署に勤務していた同期は休憩時間や帰社の電車の中でも唯一気軽に話ができる存在でした。同期と話しているときがとても解放的な気持ちになれることが私の唯一の救いであり、親にも話せないことで心をオープンにして話せる存在でした。
しかし、1月、また1月とノルマを達成できなかった同期は上司から「また未達か。いつになったら達成できるんだ?お荷物社員だぞお前」と言われたことが心に刺さり、その日を境に出社拒否となりそのまま退職するしかなくなりました。
大事な同期の心を折った上司の存在はとても憎く感じました。そして、私も入社2年目の時に2ヶ月続けてノルマが達成できないことがありました。同じ上司に「お前らの入社した同期はみんなノルマが未達でも関係ないような顔をして社会人として失格なやつらばかりだな。責任感もなくすぐに仕事をやめるし、こちらはたまったもんじゃない」と言われました。その言葉を聞いたときに大事な同期がふただび貶されたような衝撃を受け、私も仕事をする気力が一気に失せてしまいモチベーションをあげることができなくなりました。結果、私も仕事をやめて転職することを決意しました。
3、帰宅電車内でスマホから検索した転職サイトに登録
転職を決意した私は、その日から1日でもブラック企業であるいまの保険代理店とは縁を切ってホワイト企業への転職を目指し行動を始めました。その際に行ったことは、帰宅電車内での転職サイトの閲覧でした。
2度目の転職であったことからどのようにすれば転職ができるのか体験談を知っていた私は、とにかくマイナビ転職やDODAなど使いやすいと感じた転職サイトと、体験談の口コミ評価を参考に転職サイトを選びました。
とにかく転職活動は一人で戦うものだと覚悟しておくことと体験談に書かれていた文章をたくさん目にしたため、自分で応募する企業や説明会に行く企業を選ぶことができるため、全て自分次第で転職の結果は変わると感じていました。
しかし、実際に転職サイトを閲覧したもののなかなかホワイト企業は出会えないのが現実でした。求人情報はというとブラック企業として評判の会社や残業や長時間労働が苦で退職したという体験談を目にするような企業ばかりでせっかく転職サイトに登録してもなかなか思うような企業とは巡り会うことができずに足踏みする時間も過ごしました。
4、転職活動中に行った5つのルール
私が転職活動中の体験談としてブラック企業に勤めながら転職活動を行なっていたため、日々の長時間労働で体はヘトヘトの中次の仕事先をお見つけなければいけないことは大変苦痛だったことでした。もしホワイト企業に勤めていたのであれば退社後の自由な時間を長く設けることができたと思うので改めてブラック企業のデメリットを感じました。
そんな中でも次の転職先を見つけるために行った5つのルールを紹介します。
1、転職ブログを読むこと
2、転職本を読むこと
3、ネットで転職体験談を閲覧すること
4、ホワイト企業に勤める友人と話をすること
5、ホワイト企業の選ぶ基準を転職エージェントに聞くこと
これらのポイントを押さえることで転職活動中に思うような求人情報と出会えなくても、焦ることなく「自分はいま転職に向けて前進できている」と実感を自信を持つことができます。
転職活動をしているとどうしても面接に行くことや書類審査を受けることなど実際に選考中でなければ意味がないと思ってしまうことがあります。しかし、焦って興味のないところに応募をしてしまうと自分にとってそれほど関心がないにも関わらず内定をもらうとブラック企業になる恐れがあります。
ホワイト企業に勤務するためにも、自分の希望する職種であることや評判の良し悪しを総合的に判断して選ぶことが大切です。焦りは禁物。焦っても何も意味がないのでしっかりとチャンスが来るのを待ちましょう。
実際に私が転職活動中に応募した企業数は30社でした。そのうち25社は面接に進むことができました。転職サイトでweb履歴書を作成し、応募する際にweb履歴書を通じて書類審査を行い面接に呼ばれることがあったので、とにかく持参する履歴書以上にweb履歴書には丁寧に記載するように心がけました。
パソコン上で作成するため、志望動機や自己PR以上に誤字脱字にも注意をしていました。とにかくパソコンでなんでも簡単にエントリーすることができるようになったいま、単純なミスで信頼を失うことや気づかないうちにマイナス評価を受けることも少なくなく、せっかくの限られたホワイト企業に入社するチャンスも失いかねません。そんなチャンスロスをしないためにもしっかりと履歴書を記載した後はチェックすることが大切だと感じました。
5、転職後の働き方
無事にブラック企業からホワイト企業に転職することができたいまの会社では、9時に出社した後は18時に退社できる就業規則通りの勤務体系となりました。また、上司からのパワハラやマタハラはなく社内の人間関係は良好で飲み会などに参加してもどの方と話をしても楽しく前職との違いに驚くばかりです。
転職体験談をネットで見かけると悪い評判のものが多く見られますが、一方で私のように前職に比べるとはるかに職場環境が良くなった、ホワイト企業に就職することができた人もたくさんいます。
自分でここだと思った企業にエントリーしてその思いを悔いが残らないように一生懸命伝えることで志望動機は頭で考えずに口先から自然と自分の想いが溢れ出てきます。
ただ、転職活動を経験した身としては、新卒の時と比べると「退職理由は?」「なぜ退職理由を周りに相談しなかったのか?」など答えにく部分を突かれることもあり、真に受けて回答に回ってしまうとさらに深く掘り下げて答えにくい部分を聞かれることもあります。
素直さは大事ですが社会人経験者であればあるほどうまく相手の質問に対してかわすことができるコミュニーケーション能力というのはとても重要だと思います。どうしても答えられないものは「答えられません」と答えるだけでも回答の1つです。黙ることは言葉のキャッチボールが止まってしまうので良いとは言えません。
ただ、辛いことも転職活動中は待ち受けているかもしれませんが、無事に内定をもらった時には久しぶりに感じる「人から必要とされる瞬間」を思い出すことができまたモチベーションをあげる要因となります。
ぜひ私の転職体験談を参考にしていただき、転職に踏み切れない方の背中を押せる内容となっていれば嬉しいです。