30代転職体験談

【ブラック転職】ブラック企業からホワイト企業への脱出に成功した体験

現在、40代の男性会社員で営業を担当しています。
今から12年程前に私が働いていたブラック企業での体験談です。業態はカタログショッピングの会社で、自社のカタログを百貨店や小売店などに置いてもらう営業を担当していました。毎日始発で出勤し終電で帰宅をし、会社では上司に怒鳴られて精神を徐々に蝕まれていく日々を過ごしていました。しかし、ちょっとしたきっかけからそのブラックな企業から脱出することに成功し、今のホワイトな企業に転職をすることが出来ました。その体験談を書かせてもらいます。

私が務めていたブラック企業は、いわゆるオーナーが絶対的権力を持つ同族会社でした。そのような会社にありがちなことではありますが、とにかく営業重視で、あらゆることは営業と努力で突破出来るというのが社是のような会社でした。
朝は上司より早く出勤してオフィスを掃除するのが当たり前と言われ、毎日6時半に出勤を強制され、夕方は上司が帰るまで退社出来ないという暗黙のルールがあり、毎日会社を出るのは夜の23時頃という日々でした。
また、会社自体の業績も悪く、その全ての責任を営業である私たちに押し付けているような雰囲気があり、「売れるまで帰ってくるな」、「よく会社にこられるな?」、「給料泥棒」といった言葉を常に浴びせられていました。
会社でそのような扱いを受けるので、顧客のところへ訪問した時にも土下座せんばかりの勢いで自社の商品を買ってくれるようお願いをしていたので、顧客からも同情を通り越して嫌がられるようになっていました。そんな顧客の顔を見るのが今思えば一番辛かったかもしれません。
給料も会社の業績が悪いからと一方的にボーナスの全額と毎月の給料の10%カットをある日突然宣告をされ、嫌なら辞めろというスタンスの会社でした。年収は新卒から会社を辞める4年目までほぼかわらず、220〜250万円という状態で、本当に正社員?という待遇でした。
毎日、「誰かが私を楽に死なせてくれないだろうか」と真剣に考える程、今思えば本当に精神を病んでいました。そのような体験談は結構あるのではないでしょうか?
それでもそのブラック企業を辞められなかったのは、ブラック企業とはいえ当時が就職氷河期の中で必死に掴んだ内定でしたので、簡単に転職をしたくないという気持ちがあったということと、辞めると言い出した時にどのような仕打ちをされるかが本当に怖かったということがありました。
ただ、それ程のブラック企業ですので、同期も入社から3年経つ頃には7割程が退職し転職をしてしまっていました。何人かの同期は別の業界に転職し、ホワイトな環境に喜んでいるという体験談も耳にしていました。私も時々そのようなホワイトな企業への転職を考えることはありましたが日々の忙しさと精神を正常に保つのに必死で、すぐにそのような考えは忘れてしまっていました。

そのような中で転機になったのが直属の上司の転勤でした。我々にブラックな働き方を強制していた張本人であり、私が最も恐怖していた人物でした。その上司がいなくなるということで、やっと転職という選択肢が私にも見えてきました。
新卒の就職活動以来職探しをしていなかったので、最初はどのようにして転職したら良いのかがわかりませんでした。とりあえず、新卒の時に利用したリクナビに登録し転職先となるホワイトな企業探しを開始しました。
日々仕事に忙殺される中であり、また初めての転職で不安も多くありましたが、自分の中に以下のようなルールを決めて転職活動をしていました。
1.空いた時間で興味を持った業界の研究をすること
2.転職エージェントとなるべく連絡を取って情報収集をこまめにすること
3.転職した友人からの体験談を多く仕入れること
4.転職活動は3ヶ月以内に勝負を決めること
5.ブラック企業からホワイト企業に転身したイメージを強く自分に持つこと

私はそのブラック企業で働いていた時に感じていたのは、やり甲斐と給料の大切さというものでした。私は当時そのブラック企業で働いていた時に、少なくとも会社以外の誰かの役に立っていると感じたことが残念ながらありませんでした。そして、毎日命をすり減らすような働き方をしながら、もらえる給料がスズメの涙程ではモチベーションも上がりません。ですので、転職活動をするにあたり、社会貢献と給料という2点を重視して企業探しをしました。そのようなホワイトな会社が果たして存在するのかが疑問でもありましたがとにかくエージェントのアドバイスももらいながら探してみました。
そんな中で見つけたのが医薬品メーカーでした。医薬品は人の命に関わる製品で、それを病気に苦しむ患者に届けるという使命を持っているということも始めて知りました。また、医薬品という特性上、価格は国が決めているので過度な競争が起こりにくいこともあることから、従業員の給与も比較的安定しているということに魅力を感じました。

目標が決まり、本格的な転職活動を開始することになりました。当時は医薬品や医療機器メーカーの求人が比較的多く出されていました。その中で3社程書類を提出し選考に応募をしました。
志望動機としては前述の通りではありますが2つ程記載しました。1つは、社会的貢献が出来るような仕事をしたいということ、もう1つは、安定した収入のもとで継続的にスキルを磨きたいということをあげました。
結果的に3社応募した中の2社から内定をもらうことが出来、そのうちの1社の医薬品メーカーに転職をすることに決めました。
もともと勤めていたブラック企業にはすぐに退職の旨を伝えました。しかし、恐らくブラック企業に勤めていた方の体験談としてよくあるかと思いますが、そのような場合にはそう簡単には辞めさせてもらえません。そんな時ばかりは上司・先輩と最後には人事部長まで出てきて、様々な脅しと優しい言葉を交互にかけられ引き止めをされました。それでも決意が固い事を伝え、渋々了承をしてもらうことが出来ました。

無事に退職が出来た後に、1ヶ月の間が空いた後に新しい会社へと入社をしました。
医薬品を取り扱う会社とあって、倫理観や高い知識も求められるので研修がとても大変でしたが、無事に終了することが出来て今まで現場で仕事をしています。
働き方は大きく変わりました。会社が社員の働きやすい環境を真剣に考えてくれるので、過度な残業は出来ない仕組みや休暇が取りやすい社風となっていました。
一番こだわっていたやり甲斐についても、想像していた通りで使命感を持って働けるような環境になりました。そして給与面についても入社時点で大幅に前職よりもアップしてもらうことが出来たので不満は全くありませんでした。まさにホワイトだなと実感しました。
生活が安定したこともあり、転職をして数年後には結婚もすることが出来、今では子供も2人います。今思えば、前職では上司や先輩に結婚をしている人も少なかったのは給与面や働き方の影響は大きかったのかなとも思います。仕事面もプライベーとも充実させることが出来たと感じています。
私のブラック企業からホワイト企業への体験談を前職の同期や先輩・後輩にも伝えると、それを機に転職をするような人もいて、その人たちとは今でも付き合いがあり感謝されることも多くあります。

ここまで私の体験談を書かせていただきました。
ブラック企業に勤めていることによって、肉体的にも精神的にも崩壊寸前まで追い込まれた私ではありましたが、ホワイト企業に転職して行った同僚や怖かった上司が異動になったのを転機に思い切って転職をしました。
体験談の中でも書かせてもらいましたが、「このような会社で働きたい」という明確な目標を持って会社選びを行ったことや、そのことを率直に面接などでぶつけたことが成功に繋がったと思っています。
ブラック企業に勤めていると、退職するエネルギーすら奪われてしまうという気持ちはとてもよくわかります。ただ、そのような中で最期の力を振りしぼって、一歩を踏み出すことの重要性を私は身をもって経験しました。思い切って一歩を踏み出したおかげで、良い仕事とホワイトな環境に身を置くことが出来ています。また、家族も持つことが出来たのである意味人生も大きく変わったのかもしれません。
ブラックとホワイトの間にある壁は、思った程厚くないと私は感じましたので、もしも今勤めている会社が本当にブラックな方は、早ければ早いほど転職に有利になりますので思い切って新しい環境に挑戦することをお勧めします。
私の体験談がそのような方の参考になれば幸いです。

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